ご無沙汰しております

前回のブログから1ヶ月以上たちました。梅雨にも入り、ブラジルではサッカーのワールドカップが開幕されるなどいろいろありますが、いかがお過ごしですか?
私はこの間、けっこう忙しくしておりました。実際、日曜日も返上で国際浮世絵学会春期大会(4月から総務委員長を仰せつかりましたので、いろいろ雑用があります)や東洋陶磁学会総会(監事として会計監査報告をしました)に出席したり、本業の方では香港のオークションへ参加したりしました。クリスティーズ香港のスプリングオークションでは出来高が総額400億円に達したそうです。日本でのオークションや交換会も盛況ですが、やはりケタが違う感じがします。
慶應義塾大学アートマネジメントの講義も6月6日、三田で無事やってきました。今年で15年目になりますが、相変わらず学生さんたちは熱心に私の話を聞いてくれます。世界のアートシーンの現場報告のようなことも話しますので興味が湧くのかもしれません。そう 日本人、特に若い世代には美術品をもっと身近に感じ、好きになってほしいです。最後に残るのは文化ですから!
東京スカイツリー展望デッキのSky Restaurant 634でも、5月15日と6月12日の2回「酒食の会」が催され、私もミニレクチャーをいたしました。前回2月26日は「獺祭」の桜井社長とコラボをさせていただきましたが、今回は5月がシャンパーニュメゾンPerrier-Jouët(ペリエ・ジュエ)、6月が秋田の銘酒「新政酒造」の若き社長佐藤祐輔さんとご一緒しました。両方とも牧村シェフの料理によく合いとても美味しかったです。私は「浮世絵とジャポニスム」と「北斎と広重の比較」について本物をお見せしながら、ほろ酔いでお話をしました。素敵な空間で美味しい食事やお酒に舌鼓を打つことは誰もが望むところでしょう。そこにプラス目と心にもご馳走をということで、本物の美術品を若干の解説とともに見ていただく趣向です。参加された方には大へん好評でした。
毎回このユニークな企画をされている宮下大輔さんとは旧知の仲ですが、「美食同源」を念頭において、いろいろ展開していきたいと話し合っています。

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