もうすぐアートフェア東京です

本日は啓蟄、二十四節気のひとつで、冬ごもりの虫がはい出てくる日です。
実際、今日は急に春らしい陽気になりました。
私事ですが、私の誕生日が3月6日で、啓蟄がだいたいその前後ということですので、小さい頃から妙に身近な気がしていました。何も私が虫というわけではないと思うのですが・・・。
3月22日(金)から24日(日)までアートフェア東京2013が東京国際フォーラムで開催されます。
今回、浦上蒼穹堂のブースはD-10です。中国・新石器時代の灰陶フクロウ家族はじめ、春秋戦国時代の印文硬陶や黒陶、漢時代の加彩陶器など魅力いっぱいの展示にしようと思います。
外壁面と内側の一角には、浮世絵版画三枚続などの作品で一足早いお花見を楽しんでいただこうと考えています。いろいろ盛りだくさんな展示を心がけますのでぜひご来場ください。お待ちしております。

2月1日にBS朝日で放送された「青の宇宙史〜フェルメールから北斎へ〜」という番組で生物学者の福岡伸一さんと私が北斎とその作品について語り合いました。蒼穹堂で2時間ぐらい撮影したのですが、それが1月の大雪の日で、窓の外はまるで雪国のような風情でした。その番組を見られた多くの人たちから「一体どこで撮影したんですか? 蒼穹堂北国支店?」というお問い合わせをいただいたりしました(笑)。福岡伸一さんは昨年末以来5、6回お会いしましたが、とても感じの良い方で、美術に対しても造詣が深く、何より真摯な学究的姿勢が印象的です。


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